こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!
今回は、2021年9月30日(木)に閉館することになっている京急油壺マリンパークの跡地はどうなるのか!?ということについて書きます。
京急電鉄が発表している計画書などから読み込んで、まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
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京急油壺マリンパークは館内も外も楽しい水族館
京急油壺マリンパークは1968年に開業した水族館です。
開業以来、相模湾の魚をはじめ、ペンギンやコツメカワウソなどの飼育展示、イルカやアシカのショーなどが行われてきた水族館です。
最近では、非常に珍しいメガマウスの剥製やダイオウイカの標本も展示されたりしていました。また、ペット連れで入館できる水族館としても知られています。
我が家も家族で何度も行きましたが、館内も外のエリアも楽しめる水族館でした。
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京急油壺マリンパークの閉館はいつ?閉館の理由は?
京急油壺マリンパークの閉館は2021年9月30日(木)です。これを書いている時点で、もう閉館まで半月足らずですね。
今回閉館してしまう理由の一つは、入館者の減少です。また、建物や設備の老朽化も著しく、維持管理が難しいというのが理由だそうです。
閉館理由については、後述する、(今回の記事のメインとなる話題ですが)エリアを一体的に再開発する計画とも関連してきます。この再開発については後ほど詳しく解説します。
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京急油壺マリンパークは子供たちとの思い出の場所
京急油壺マリンパークは、まだうちの息子たちが小学生の頃は、何度も行った思い出の場所です。
もうだいぶ前なので、すぐに写真は見つからないかな、と思ったのですが、2015年に行った時の写真があったのでいくつかご紹介しますね。
葉山からは車で結構すぐだし、本当に楽しかったなあ・・。
イルカ、アシカのショーも見れるし、ペンギンもいるし。
カワウソも可愛かった。
メガマウスの映像もすごかったです。
この日は、なんと偶然クロちゃんが来てた!!そういうイベントだったみたいです。
京急油壺マリンパークの閉館後、動物たちや魚たちはどうなる?
京急油壺マリンパークでは、約400種類3600点の生き物を飼育しているんだそうです。中にはかなり貴重な生き物もいます。
こうした生き物たちは、閉館後にはどうなってしまうんでしょうか?
調べたところ、3月に営業を休止した三重県志摩市の志摩マリンランドの場合は、全国各地の交流のある水族館に引き取ってもらったらしいので、京急油壺マリンパークも同じような対応になるのではないか、と言われています。交流のある水族館に引き取ってもらうだろう、ということです。
神奈川県内だけで考えても、八景島シーパラダイスや江ノ島水族館、東京なら葛西臨海水族館、サンシャイン水族館など色々ありますから。
関東や全国に広げればきっと引取先はあることでしょう。
なお、全ての委譲を完了するまで、要員や体制は維持するとのことです。
京急油壺マリンパークの跡地はどうなる!?再開発情報を分析
では今回の記事のメインテーマ。
京急油壺マリンパークの跡地はどうなる!?という話です。
報道の内容によれば、跡地は、隣接する「ホテル京急油壺 観潮荘」とあわせて、京急電鉄と大手デベロッパーが共同して、新たな滞在拠点の一体開発を検討している、とのことです。2025年度の開業を目指しているようですね。
そして、実はこの油壺エリアの一体開発は、より大きなプロジェクトの一部なんです。
この、京急油壺マリンパーク跡地の再開発も含めた、京急が進めようとしているプロジェクトの情報については、ニュースサイトなどでもさらっと概要が掲載されていますが、それだけ読んでもややわかりづらいと思います。
これについては、運営元の京急電鉄がリリースした記事を読み込むと、プロジェクトの全体像がより詳しくわかります。
京急電鉄のリリース記事のリンクはこちらでして、記事内の一番下の方に、添付資料もあります。それも含めて全部読むと相当ボリュームがありますので、僕のほうで、以下に要点をまとめて、噛み砕いて書きますね。
京急電鉄は、2021年度からスタートする中期経営計画で「都市近郊リゾートみうらの創生」を掲げています。三浦半島でのエリアマネジメント活動を強化する、とのことです。
この背景として、
三浦半島は、都心からわずか1時間圏内の豊かな自然環境や食の魅力で多くのお客さまが来訪する反面、日帰りが多く長時間滞在が少ない
京急電鉄 中期経営計画「都市近郊リゾートみうらの創生」より
ということを、地域の課題として挙げています。
これ、すごくよくわかりますね。
そう、都心からのアクセスが良い分、やっぱり日帰りで遊びに行けるエリアとして定着しているわけですよね。
でも当然、宿泊してもらったりして長期間滞在してもらったほうが、地域経済にとっては良いわけです。
そこで掲げたが、先程の「都市近郊リゾートみうらの創生」という計画であり、具体的には以下の4つです。
- 【城ヶ島エリア】2024年度、ヒューリック(株)と共同で高級温泉旅館「ふふ城ヶ島」(仮称)の開業を目指す
- 【油壺エリア】大手デベロッパーと共同で滞在拠点の一体開発に向けて検討
- 【長井エリア】2023年4月、(株)日比谷花壇などと9社共同で「長井海の手公園ソレイユの丘」リニューアル
- 【三浦海岸エリア】外部事業者と共同で、多世代共生のまちづくりによる沿線活性化に向けて検討
京急電鉄 中期経営計画「都市近郊リゾートみうらの創生」より
今回の記事で書いた、油壺マリンパークの入館者減少、老朽化に伴う閉館と、その後の跡地の再開発は、上記の2番目の計画の一環ということになります。
この油壺エリアの再開発について、中期経営計画資料からもう少し詳しく読み取ると、観光ハブ拠点の整備をするということです。もう少し書くと、
四季を通じて、にぎわいの途切れない観光拠点
ホテル京急油壺観潮荘を中心に、油壺の魅力的な自然を満喫できる様々なレジャー・イベントを展開していきます。
京急電鉄 中期経営計画「都市近郊リゾートみうらの創生」より
とのことです。
確かに、この油壺エリアは、相模湾や富士山、小網代湾を眺めることができるし、温泉までありますね。この貴重な観光資源をもっと最大限に活用して、魅力的にして、将来に向けて持続可能な観光地にしていきたい、という計画だということですね。
自然を最大限に活用して、例えばシーカヤックを楽しんだり、海遊びをする拠点整備などが考えられますね。また、「四季を通じて」ということですから、周辺を散策するなどのアクティビティも、もっと楽しめるように土地開発するのかもしれません。
このあたりは、計画書を読んでの僕の想像なのですが。
さらに具体的、詳細な計画はこれからだと思いますが、なんとなくイメージはつかめましたか?
なお、先程も紹介したリリース記事のずーっと下の方に、戦略概要「都市近郊リゾートみうらの創生」のPDFが添付されています。興味がある方はどうぞ!
夢のある内容ですよ!
まとめ
今回は、油壺マリンパークの跡地はどうなる!?ということについて、京急電鉄が掲げている中期経営計画から読み取り、まとめました。
他のエリアの再開発についても非常に気になります!
長井海の手公園・ソレイユの丘や、城ヶ島も、息子たちと一緒に何度も行って遊んだ場所ですし。
順に調べて、わかったことは記事にしていくつもりです。
では!