「意識」は単なる飾りで、「無意識」が人の行動や感情を決めている

瞑想をしている画像
スポンサーリンク
脳研究の権威、池谷裕二教授のお話を伺う機会がありました。
 
僕自身が日頃疑問に思っていることや、「こういうことかなあ」とモヤッと解釈していたことが明確になり、非常に為になりました。
 
何より、脳の働きや、意識、無意識、感情といったものを科学的根拠に基づいて解説してもらったことが、貴重な学びとなりました。
 
なので、記憶が新しいうちに僕が「これは」と思った部分をシェアしたいと思います。
 
著作権への配慮から、話していただいた内容そのままを書くわけにはいかないし、僕なりの解釈が入っていることをご容赦ください。
 
 

意識とは何か

 
意識は飾りにすぎない
 
人間には、意識と無意識がありますよね。
 
で、意識は氷山の一角であり、むしろ人の行動や感情に大きな影響を与えるのは無意識のほうだ、というのは良く知られたところです。
 
ところが、意識は、氷山の一角ですら無いんだそうです。
 
意識は飾りにすぎないほどで、人の行動や感情に影響を与えるのは、ほぼ全てが無意識の働きなんだそうです。
 
だから、僕たちが一生懸命意識の上では「やるぞ」「がんばるぞ」と思っても、無意識が「無理だ」「勝てない」「やりたくない」と思ってたら、無意識のほうが優位に働いてしまうんですね。
 
 
意識は真実を反映しない。自分の意識は正しいと思い込む。
 
だまし絵とか、目の錯覚だとかを見たり体験したことってありますよね。不思議ですよね。
 
たとえば、実際は同じ色なのになぜか違う色に見えたりするだまし絵とか、見たことありますか?
 
で、これも人間の意識の働きによるもの。目に飛び込んでくる情報は、真実の色なのに(たとえば実際に着色されているのが白なら白なのに)、意識の働きで、これは黒いに違いない、というふうに変換してしまうんだそうです。で、黒く見えてしまう。
 
つまり、真実を反映していないんです。
 
そして、そう解釈をしてしまう自分の意識は、正しいもの、と思い込んでしまう。
 
名著、7つの習慣にも、人は物事をあるがままに見ているのではなく、レンズを通して見ているという話があったけど、これも同じ意味でしょう。
 
そのレンズ、意識というやつは、長年の習慣や常識、思い込みによって作られていきます。
 
その長年の習慣や常識、思い込みを、完全に捨てるのは難しいけど、取り払うことができれば、物事の真実に近づくことができるんだろうと思った次第。
 
確かに、なんかうまく言えないけど、「こうあるべき」みたいな思い込みを捨てて、自分のその時の素直な気持ちに従うと、色んなことが上手くいくということは、僕も経験してきて、感じています。
 
 

無意識とは何か

 
無意識は敏感かつ正直
 
例えばサブリミナル効果がこの典型です。
 
気づかない早さでなんらかのメッセージをテレビで流すと、観ている人に影響を与えることが出来るっていうやつですね。
 
今はCMなどで使うことは禁止されています。
 
池谷教授によると、
 
興味深い、握力の実験結果がある。
サブリミナル効果を使って、「がんばれ」という文字を流したところ、流されなかった場合と比較して、握力が遥かに高かったという結果が出ている。
 
ということです。
 
もちろん、被験者は、サブリミナル効果を使われていることは知らずにですよ。
 
まったく意識してないし、気づいてもいないのに、無意識が勝手にメッセージを受け取って、身体に命令を送ってるわけです。
 
ということは、僕たちは気づかないうちに、世の中やメディアや人の言葉、さらには自分の言葉からも、メッセージを受け取っているってこと。無意識が。
 
だから僕は、ネガティヴなメッセージは遮断しなきゃいけないと改めて強く思います。
 
触れる情報や、人間関係には、注意が必要です。
 
それと、自分の発する言葉。自分の発する言葉を一番近くで聞いているのは自分だから、言葉には注意が必要だと思います。
 
 
室内環境が、無意識に影響を与える
 
無意識は敏感かつ正直ですから、たとえば室内環境などにも影響を受けるようです。
 
実際、木目のインテリアによって、血圧が下がる効果があるそうです。
 
なるほど。
 
幸い、我が家は木造です。木の家が持つ風合いや、人体への優しさを考えて木の家を建てたわけですが、この選択は間違ってなかったようです。
 
 
脳は能動性によって感情を引き出す
 
単純接触現象って知ってますか?
 
人は、接触頻度が高い人に好意を抱く、という現象です。
 
マーケティングでは結構これを利用したアプローチが使われます。
 
だから、メルマガやDMは頻度が大事だったりするわけです。
 
で、これはなぜかというと、脳の働きが関係していたんですね。
 
 
脳は、「私がわざわざ時間を割いて手間をかけて見ている人だから、好きに違いない」と認識する
 
おそるべき、脳のメカニズムですね。
 
行動の結果、自動的に、いわば勝手に感情を作り出しているわけですよ。
 
 

まとめ

 
今回は、池谷裕二教授のお話を元に、意識と無意識について書いてみました。
 
僕たちの行動や感情を司っているのは、表層にある意識ではなくて無意識なんです。
 
無意識とか潜在意識が成功のカギだ!とかって読んだり聞いたりしますけど、脳科学の権威である教授からそれを裏付ける実験結果とともに聴くことで、科学的にも証明されているということがわかりました。
 
この話はここから、行動と感情の関係や、心と身体の関係にもつながっていくんですが、どんどん記事が長くなってしまうのでそれはまた次回以降に書いていきます。
スポンサーリンク