わりと最近知ったショッキングな話です。
赤という色が人に与える効果は、なんと「見た人のやる気を削ぐ」ものなんだそうです。
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人が「赤」という色に抱いているイメージ
赤という色にはどんなイメージがありますか?
おそらくほとんどの方は、
「情熱を感じさせる」
「闘争心をかきたてる」
「勝利の色」
といったイメージを抱くのではないでしょうか?
実際、私もずっとそういうイメージを持っていました。
きっとそういう効果があるからこそ、アメリカの大統領が演説で着用するのは(特に、自国民に向けてパワフルなメッセージを伝えたいときには)、赤いネクタイなんだろうな、と思ってました。
赤が「勝利の色」であるというイメージを皆が持つようになったのはひょっとすると、ボクシングの影響もあるかもしれません。
ボクシングでは、チャンピオンは赤コーナーであり、挑戦者は青コーナーだと決まっているからです。
とにかく、僕は、多くの皆さん同様、赤という色は「情熱」「闘争心」「勝利」といったものを感じさせる色だと思っていました。
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赤色には「人のやる気を削ぐ」効果がある!?
ところが・・・。
脳科学の第一人者の池谷教授の著書や話によると、最近の研究では、全く違うということがわかってきているというのです。
赤という色には、「見た人のやる気を削ぐ」という効果があるということがわかってきているというのです。
先程ボクシングの話を例に出しましたが、他の競技も含め、色んな競技の公式試合で勝敗のデータを分析すると、圧倒的に「赤」の勝利の確率が高いんだとか。
で、これは、赤を着ている人に有利に働いた結果というより、それを見た対戦相手がやる気を削がれた結果である、ということなんだそうです。
これはかなり衝撃的な話でした。
この話が本当だとすれば、例えばデスクの周りには赤いものは置かないほうが良いということになります。
赤はやる気を削ぐ色だということですから。
「やる気」のためには、赤いインテリアはやめたほうが良いということになってくるんでしょうね・・。
ちなみに、闘牛士がヒラヒラとはためかせる旗、あれって赤いですよね。
あれは闘牛が赤に反応して、興奮して、闘争心をかきたてられるものだと思っていました。
でもきっと、あれは色の問題じゃないのかもしれません。
赤じゃなくてもヒラヒラされたら同じように突っ込んでいくのかもしれません。
まあこれは余談でしたが。
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色が人間の「無意識」に対して働きかける効果
赤に限らず、色が人間の「無意識」に対して働きかける効果は侮れないようです。
好きな色は何?と人に問いかけると、結構人気なのが「青」だそうで、これはきっと海や空といった自然を連想させるか
らなんだろうな、無意識に求めているんだろうな、とも思います。
青い海を見ることで癒されるということは、実際に証明されていることでもあります。
まとめ
今回は、赤という色の持つ効果についてショッキングな事実(厳密には、新しい説)を知ったので、ご紹介しました。
そのショッキングな説というのは、赤色の持つ効果は「相手のやる気を削ぐ」というものだった!!ということです。
なんとなく思い込んでいたもの、信じていたことが、実は違うかもしれないということって沢山ありますよね。
これからも色んなことが、科学的に解明されたり、新しい説として発表されたりするのでしょう。