中学生の男子を息子に持つ親ならわかると思いますが、この時期の子供の育て方、息子との接し方は非常に悩ましい。
うちの長男はいま中2ですが、多分ちょうど一番難しい年頃。
息子の反抗期自体は、随分小さい頃から何度もあったと記憶しています。
それでもこの中2という時期は、おそらく反抗期・思春期真っ盛りのピークなんじゃないかな、と思います。
・・・って、親は一方的に大変だとか難しいとか悩ましいとか言ってるけど、冷静に考えれば、一番大変で毎日悩みだらけなのは、息子本人なんだよね。
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一番大変なのは、反抗期・思春期の真っ最中である息子本人
多分本人は悩みだらけ。
一番どうして良いのかわからないのは、反抗期であり思春期まっただ中にいる息子のほうでしょう。
本人にしてみれば、
学校の勉強はなんだかつまらないだろうし。
そもそも何で学校に行かなきゃいけないのかがわからないだろうし。
部活はどうやら楽しいみたいだけど、なんで俺はあいつみたいに上手くプレーが出来ないんだろう、とか落ち込むだろうし。
家に帰れば片付けろとか言われるし。
恋愛、異性の悩みもあるでしょう。
僕達、つまり親は、自分も同じような経験してきたはずなのに、なんでそれを忘れちゃうんだろうね。
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自分もそうだったって共感するだけでもいいと思う
僕達にも同じように、反抗期・思春期の息子(娘)だった時期があったはずなんですよね。
だから、きっと、「わかるよ、俺もそうだったなあ・・・」って一言言うだけで全然違うと思う。
「まったく同じじゃないけど、似たようなことがあったな」って、共感してあげるだけで全然違うと思う。
「いや、そもそも親には何も話してくれないんですよ。学校どう?って聞いても、別に、とかマジめんどくさいとか、まあまあ、とか言うだけで、会話にならないんですよ。完全に反抗期で、接し方も育て方も対応方法も全くわかりませんよ。」 って?
そういう年頃ですよ。
むしろ健全な成長じゃないですか。
そしたら、自分の話をしたらいい。
ちょうど同じ頃にどんな出来事があってムカついたとか、落ち込んだとか、辛かったとか。
同じように、反抗期・思春期を経験しているんだから。
息子がそっぽ向いてても、スマホいじっててもいい。
多分、少しは聞いてる。
「ふーん。」
「あ、そう。」
息子が気のない返事をしても、別にいいじゃないですか。
それでもそうやって、わかるよ、わかるよって伝え続けることがとても大事。
「君に起こっていること全てはわからないけど、なるべくわかるようにしたいし、少なくとも俺もそういう時期があったから同じようなことについてはわかるよ」ってことを発信することが大事。
たとえ聞いてないように見えても。
そうすればきっと息子の心のどこかに、安心感が芽生えるんじゃないかと思う。
そうして、息子が自分で答えを出していくのを見守るしか無いんじゃないか?って思う。
息子が、人生の色んな困難を乗り越えていけるような力をつけるためにも。
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一方的に「話を聞け」というのは親のエゴ
普段から共感もしないで、理解しようと努力もしないで、息子に対して一方的にいきなり説教をするとかは最悪です。
そりゃそっぽも向かれます。
そこで、「ちゃんと話を聞け!」とか言い出すから、わけがわからなくなる。
息子が始めた話じゃないんだって。
一方的に「話を聞け」というのは親のエゴです。
もちろん、必要なサポートはしていかなきゃいけないから、適切なアドバイスはするべきだけど。
そして、時にはぶつかったり、時間をかけて語りかける必要もあるけど。
そこには安心感をベースとした信頼関係があることが前提だと思う。
まとめ
今回の話は、自分への戒めも込めて書きました。
気をつけないと、僕もつい息子に対して感情的になってしまいがちだからです。
もう一つ。子育てに関する先人の教訓を。
乳児はしっかり 肌を離すな幼児は肌を離せ 手を離すな少年は手を離せ 目を離すな青年は目を離せ 心を離すな
心を離さないようにしましょう。