こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!
あなたのお子さんはもしかすると、繰り上がりのある足し算でつまづいてませんか?
親や先生の視点から見ればいたってシンプルな計算ですが、まだ小学一年生くらいの子にとっては、意外と難度が高いもの。
それだけに、わかりやすく教えることが意外と難しかったりします。
先生の指導方法も案が分かれて大変だったりするかもしれません。
この記事では、そんな繰り上がりのある足し算を子供に教える方法をご紹介します。
最初は苦労していた我が家の次男も、しっかりとマスターすることができた方法です。
実際の計算例を写真入りで示して、順を追って解けるように解説していますので、最後まで読んでみて下さいね!
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繰り上がりのある足し算の教え方
小学校に入学して、新一年生になり、算数の授業が始まると、まず最初は10までの数字を習いますね。
その後、 足して10以下になる足し算を習いますね。例えば3+2とか、5+4などですね。
繰り上がりのある足し算は、だいたい小学一年生の二学期から習うもの。一桁の数字を足して、10以上になるような足し算です。
後に習う、繰り下がりのある引き算ほどの割合では無いと思いますが、この繰り上がりのある足し算でつまづいてしまう子供も結構います。
うちの次男も、特に26+5のように、十の位が2以上になってきたときに、最初は意外と間違えていました。
この繰り上がりのある足し算、どうやってわかりやすく教えたら良いのでしょうか?
ズバリ、そのコツは、数字を分解することにあります。
具体的に見ていきましょう。
ここでは、順を追ってマスターできるように書いておきますね。
①一桁同士の足し算の教え方
まず最初のステップは、7+5のように一桁同士の足し算の場合です。
「知ってるよー!12でしょ!?」
もし、あなたのお子さんが、そう言ったら・・・・はい、この「知ってるよ」が落とし穴です。
小学校に入学する頃には、7+5は12、5+9は14、ってスラスラ出てくる子供もいます。
でも、それ、憶えちゃってるだけだったりします。
子供はみんな天才です。スポンジのように、何でもすぐ吸収して憶えちゃいます。
でも、これじゃ、繰り上がりのある足し算が出来ていることにはなりませんよね?
知らない組み合わせが出てきたら、知らない、わからないってなります。
はい、じゃあどう教えたら良いのかというと、小さいほうの数字を分解させるんです。
7+5だったら、小さいほうの数字である5を、3と2に分解させるんです。
7+5の答えを導く順序を、こんなふうに教えてみてください。
「7にいくつ足したら10になる?・・・・そう、3だね。」
「じゃあ、5を3と2に分けちゃおう。」
「で、まず7に先に3を足して10にしちゃおう。」
「そのあと、残った2を足してやれば12だね。」
実は、この数字感覚が大事なんですよ。
②二桁と一桁の足し算の教え方
次の段階に移りますね。
例えば16+9の場合です。
この場合も、先程の一桁同士の足し算でマスターした、数字を分解するという考え方でクリアできます。
「16に、何を足したら20になるかな?」
「4だね?」
「じゃあ9を、4と5に分解してみよう。」
「で、16に4を足して20にしちゃおう。」
「残った5を足したら、25だね。」
大きい方を切りの良い数字に数字にするために、小さいほうの数字を分解してしまうということです。
まわりくどいと感じますか?
最初はそう感じるかもしれません。
でも、何度かやっているうちに、頭の中で一瞬で出来るようになります。
③二桁同士以上の繰り上がりのある足し算の教え方
この段階になると、筆算を使うことになるでしょう。
上下の数字を足して、繰り上がる場合につまづいてしまう子もいるかも知れません。
それはもしかすると、一桁同士の足し算をするときに、①で紹介した数字を分解して足し算をするという感覚をしっかり身につけていないからかも知れません。
①で紹介した方法で計算をする回数を重ねた子供は、一桁同士の足し算の答えが一瞬で出るようになります。
そうなると、筆算でつまづくことも無いでしょう。
なぜなら、繰り上がりのある足し算の筆算はいたってシンプルだからです。
例えば、36+28の場合は・・・
まず一の位の6と8を足します。
①の訓練をしていれば、14だとすぐに導けるはずです。
一の位の答えは4だから、そのまま答えのところに4と書きます。
十の位の式の上に、先程の14のうちの1を書きます。
次に、十の位を足します。
先程の1を含め、1+3+2で6となりますね。
④三桁以上の繰り上がりのある足し算
繰り下がりのある引き算と違って、足し算はシンプルです。
同じ流れで繰り返すだけです。
繰り上がったら次の位に足すだけです。
例えば587+464では・・・
まず、7+4で11だから、一の位の答えは1。
十の位の式の上に、1を書きます。
十の位は、1+8+7で、15だから、
十の位の答えは5。
百の位の式の上に、1を書きます。
百の位は、1+5+4で、10だから、
百の位の答えは0。
千の位には式が無いから、そのまま1。
だから、答えは、1011になりますね。
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まとめ
いかがでしたか?
以前、当ブログで、繰り下がりのある引き算の教え方という記事を書いたところ、沢山の方に読んでいただいて参考にしてもらっているようです。ありがとうございます!
なので、今回は、繰り上がりのある足し算の教え方について紹介しました。
算数が得意になるためのコツは、数字感覚を身につけるということだと思います。
数を、平面で捉えたり立体で捉えたりするというのがカギだと思います。
普段からブロックやレゴに触れていると、そういう感覚が養えると思いますよ。
くっつけて10にしてみよう、とか。離して3ずつにしてみよう、とか。
そうすると、今回ご紹介したような①の訓練は、ほとんど必要ないくらい数字感覚が身につくと思いますよ。
ぜひ、試してみてください。
また、もう少し上級生になってからの話ですが、割り算の筆算のやり方もつまづきやすい内容です。
これまた、うちの子もつまづいた部分です。割り算の筆算のやり方・教え方についてはこちらの記事で書いていますので、ぜひあわせて読んでみてください!!
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追記)タブレット教材を試してみるのも良いかもしれません
うちの次男は、タブレット教材RISU算数をしばらく使っていたことがあります。わかりやすく、続けやすい仕掛けもあって、楽しそうに取り組んでいました。
興味があれば、検討してみても良いかもしれませんよ。
なお、実際にRISU算数を受講した体験談について、記事も書いています。
ぜひ、参考にしてみて下さい!