こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!
小学校高学年になると、割り算を筆算で解く方法を学校で習いますよね。
意外とここでつまずいてしまう子も多いと思います。
うちの長男もかつては割り算の筆算のやり方がどうも正確に出来ず、つまずいていましたね。
そこで、今回は割り算の筆算のやり方と教え方を、解説していきたいと思います。
当時、僕が実際に教えて、長男もスラスラと解けるようになった教え方です。
考え方については後で解説するとして、まずはスイスイ解いてしまいましょう。
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2桁÷1桁のときの割り算の筆算のやり方と教え方
例えば、96÷4を筆算で解く場合のやり方と教え方です。
この場合の筆算は、
このようになりますね。
割り算の筆算の場合、割られる数を左から順に割る数で割っていき、その答えを上に書いていきます。
が、一番簡単なのは、むしろ下記のような手順です。
割る数(②)を何倍したら、割られる数の左の数字(①)に一番近づくか
という手順です。
この場合は、割る数4を2倍したら8になるので、ここではこのように上に2と書きます。
そして、このように、下に4×2の答えである8を書きます。
次に、ここで、今計算した十の位について、上の数字から下の数字を引きます。
今回は、9-8なので、1。
そして、割られる数の一の位をそのまま横に書きます。
ここの数字は16になりましたね。
次に、この16について、先ほどと同じ考え方をあてはめます。
つまり、
4を何倍したら、16に一番近づくか
です。
はい、この場合は4ですね。
なので、この上の部分には4と書きます。
ここの数字は16となります。
最後に、16-16=0なので、
答えは24となります。
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3桁÷1桁のときの割り算の筆算のやり方と教え方
桁が増えていっても、基本的にやり方と考え方は同じです。
よって教え方も同じです。
832÷8をやってみましょう。
割る数(②)を何倍したら、割られる数の左の数字(①)に一番近づくか
でしたね。
この場合は明らかに1なので、このようになります。
上の数字から引くと、8-8で0になっていまいました。
この場合は、わざわざ0と書かなくて良いです。
そのまま3を落とします。
すると、次は、
8を何倍したら3に一番近づくか
というわけなんですが、1倍よりも小さいですね。
この場合は、0ということになります。
なので、上に書く数字は0。
下には、8×0で0。
3-0で3、そして上から2をおろしてきます。
32となります。
最後に、
8を何倍したら32に一番近づくか
を考えると、4ですね。
なので、ここの答えは4となります。
答えは、104、余り0です。
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3桁÷2桁、4桁÷2桁・・・・などもっと大きい数字のときの割り算の筆算のやり方と教え方
これも基本的に同じです。
割る数を何倍したら、割られる数の左側の数字に近づいていくか
を考え、上と同じ手順を繰り返すだけです。
引いたり、横の位の数字を下ろしてきたりしていくだけです。
割られる数の一番左の数字が、割る数よりも小さい場合
例えはこういうとき。
648÷8
この場合は、1さえも書けませんね。
1倍よりも小さいから。
この場合は、一つ桁を飛ばしてしまいます。
つまり、4の上のところに、8を何倍したら64に一番近づくかという数字を書きます。
この場合は8ですね(8×8=64でピッタリ)。
後は、上で書いたやり方で解けるはずです。
余ったらどうする?
小学校で最初に割り算の筆算を習う時は、整数の範囲で割り算をやって、あとは「余り」として書くことになるので、そのようにしたら良いでしょう。
いずれ小数点まで求める割り算も学んでいくことになるはずです。
その段階でも、今回解説したやり方がマスターできていれば、スムーズに理解できることでしょう。
割り算の筆算のやり方・教え方で、押さえておきたい大事な考え方
割り算を筆算で解く場合の大事な考え方について書いていきます。
この考え方を理解できれば、なぜ筆算で割り算が解けるのか、が理解できるようになります。
その考え方というのは、実はとてもシンプルで、
大きな数字から割っていく
ということです。
どういうことでしょう?
つまりこういうことです。
そもそも割り算というのは、ある数字をある数字で割るという計算ですよね?
最初に割り算を習う時には、「20個のお菓子を5人で分けると、一人何個になりますか?」というような問題を解くと思います。
この場合は、九九をはじめとした掛け算の勉強で身につけてきた暗算で、20÷5=4で、「4個」というように解くことができます。
筆算を使って解くような割り算の場合はもっと大きい数字でしょう。
例えば、9612÷3だとしましょう。
ちょっとお金にして考えてみてください。
9612円を3人で分ける場合、どう考えると簡単でしょうか。
まず、1000円札が9枚あるわけですから、その9枚を3人で分けることから始める方が簡単ですよね?
最初に、一円玉から分けるのはかえってややこしいですよね?
このように、割り算というのは、大きな桁から順に割っていくというのが、基本的な考え方です。
なので、筆算で解くときは、左側の数字から順に割っていくのです。
まとめ
今回は、筆算の割り算のやり方と教え方について解説しました。
以前、繰り下がりのある引き算の解き方・教え方について解説した記事を書いたところ、ものすごく多くの方に読んでもらいました!!(ありがとうございます!!)
なので「きっと同じように、割り算の筆算のやり方や教え方についても知りたい人が居るに違いない」と考え、今回書くことにしました。
手作り感満載の画像で申し訳ないですが、出来る限り詳しく順を追って解説したつもりです。
今回ご紹介した方法で教えた結果、かつてうちの長男もすぐに理解できたので、きっとこれを読んでいる方にも今回の解説はきっと役に立つと思います!
割り算の筆算がどうもうまく理解できないというお子様向けに、是非この方法で教えてみてください!
ちなみに、他にも意外と算数でつまづきやすい問題って結構ありますよね。一つは先ほども紹介した、繰り下がりのある引き算の解き方や教え方。あとは、繰り上がりのある足し算の解き方や教え方などがその代表です。
どれもシンプルな解き方・考え方・教え方をご紹介していますので、ぜひ読んでみてください!
追記)タブレット教材を試してみても良いかもしれません
次男が小学生のとき、しばらくの間タブレット教材のRISU算数を使って勉強をしていた時期があります。
わかりやすく、継続しやすい仕掛けもあったりして、楽しそうに続けていました。
興味があれば、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
なお、実際にRISU算数を受講した体験談は、こちらの記事に書いています。
ぜひ、読んでみて参考にしてみて下さいね!