「この人、一体何が言いたいんだろう??」
と思うことってありますよね?
もっともらしく説明しているようなんだけど、結局何が言いたいのかイマイチわからない。
そんなことってありますよね?
身をもって体験したことを踏まえて整理していくと、結局、何が言いたいのか伝わらない人の話し方には、いくつかの共通点があるようです。
スポンサーリンク
回りくどくて長い
まずこれ。
回りくどくて長い。
いや別に、時間的な意味だけじゃないんですよ。
1つのセンテンスが尋常じゃないくらいに長い。
言い回しが回りくどい。
くどくどくどくど、あっちへいってこっちへ戻って。
「本件については、本来であればAを実行するべきだ、という方向に整理しつつあるんですけれども、一方でBであってはならない、という明確な根拠があるわけではない、というところが悩ましい部分でして・・・」
みたいな表現。
さっぱりわからない。
いや、注意深く聞いていればわかりますよ。
でもね、聞き手が疲労するんですよ。
理解したいという気を失う。
わかりやすい話し方のセオリーとして、「結論から述べる」というのがありますよね。
本当はそうして欲しい。
まあでも、こういう回りくどい人にとっては、最初からそれを望むのはハードルが高い。
せめて、まずは1つのセンテンスを区切って完結すべきでしょう。
スポンサーリンク
抽象的で曖昧
伝わらない話し方の特徴として、抽象的で曖昧な表現をしている、ということが言えます。
AなのかBなのか、どっちとも解釈できるような言い方とか。
「駄目だとは言いませんよ・・・駄目だと言っているわけではないのですが、どうもこう違和感を感じるというか、全面的には賛成しかねる部分があるように感じる」
というような表現。
どっちなんだよ。
条件付き認可なんでしょうか?
スポンサーリンク
難解な専門用語でごまかしているように感じる
専門的な分野に関することであれば、専門用語を使うこともあるでしょう。
聞き手が初めて聞くような専門用語を使うとしても、簡単に説明してあげれば別に構わないでしょう。
ただ、先に挙げたような伝わらない話し方とセットで専門用語が入ってくると、もうアウトです。
つまり、回りくどくて長く、抽象的で曖昧な話し方に加え、難解な専門用語が入ってくると、もはや誰にも伝わりません。
極めつけは、ただでさえ伝わりにくい話し方をしているのに、その途中で専門用語の解説が入り、また話しが続いているような状況です。
もはや翻訳不可能です。
難解な専門用語でごまかしているのではないか、とさえ感じます。
伝わらない話し方をしている人の関心事は「自分の発言内容の責任を回避すること」
こういう人は、「どうしたら話が伝わるだろうか」「どうすれば聞き手を説得できるだろうか」という考えを、おそらくは持っていないでしょう。
わかりづらい話し方、伝わらない話し方をしている人の関心事は、「自分の発言内容の責任を回避すること」なんだと思う。
だから、まわりくどくなる。
だから、抽象的で曖昧になる。
だから、どうでもいい枕詞がつく。
シンプルさはとても重要
一方で、わかりやすい話し方、人に伝わる話し方において一番重要なのは、「シンプル」ってことだと思う。
『人の記憶に焼き付く』メッセージの伝え方として有名な原則にもあるように、シンプルさはとても重要。
わかりやすい話し方、伝わる話し方、説得する技術などには、沢山の手法がある。
沢山の手法があるけど、その前に、聞いてもらわないと始まらないから。
文章であれば、読んでもらわないと始まらないから。
で、その一番大事な要素は、シンプルさなんです。
まとめ
最近、極めてわかりづらい話し方、伝わらない話し方をする人と話す機会が何度かありました。
なぜこの人の話しは皆から「わからない」と言われるのか。それを分析して今回まとめてみました。
シンプルで具体的な話し方。書き方。伝え方。
僕自身も忘れないようにしたいものです。