なぜ人の記憶は曖昧なのか?その理由は脳の性質にあった!?

子供が考え込んでいるイメージ
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人の脳はとてつもなく高度に出来ています。
 
 
でも一方で、物事を正確に記憶するという機能については、コンピューターと比較してみれば、そうでもなさそうです。
 
 
これは日常生活を送っていてもそうだし、勉強や仕事のことを考えてみても言えることでしょう。
 
 

人の記憶が曖昧になりがちな理由

 
 
例えば、人と話した内容をそっくりそのまま記憶出来ている人って、多分居ません。
 
 
一度勉強しただけで、その内容をそっくりそのまま記憶できるわけじゃありません。
 
 
人と話した後、その会話内容を全部具体的に憶えているってわけじゃありません。
 
 
僕達が憶えているのは、例えば要点だったり、大体の筋書きだったりといったところです。
 
 
なんとなくボワッとした記憶が残っているという感じ。
 
 
「あまり細かいところまで正確に憶えてない」
 
 
「なんですぐ忘れちゃうんだろう」
 
 
そんな風に思うことがあるかもしれません。
 
 
ほとんどの人においては、それは病気だとか記憶力が悪いとか、そういうことではありません。
 
 
世界的な脳科学者、池谷裕二さん著の進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)によれば、
 
 
実は、脳はもともとそういう風に出来ているんだそうです。
 
 
脳は、物事を曖昧に記憶するように出来ているんだそうです。
 
 
なぜかというと、曖昧に記憶することで、物事を抽象的に捉える事が出来るからです。
 
 
そうすることで抽象的な思考をすることが出来るからです。
 
 
抽象的な思考の典型的な例として、「汎化」があります。
 
 
どういうことでしょう?
 
 
例えば、あなたがチョコレートを食べて「美味しい」と思ったとします。
 
 
で、次に、ケーキ、さらにクッキーを食べて「これも美味しい」と思ったとします。
 
 
つまりこれは、「甘いものが好きだ」っていうことになりますね。
 
 
これが汎化です。
 
 
細かい具体的な情報を、ある程度くくって、「要するにこういうことだ」っていう風に物事を整理することです。
 
 
で、この抽象的な思考というのは、人間だけが出来る高度な能力です。
 
 
他の動物には無いんですね。
 
 
人間は抽象的な思考が出来ることで、ある物事と別の物事を組み合わせて、新しい考えを生み出したりすることが出来ます。
 
 
抽象的な思考は、進化やイノベーションに不可欠な要素と言えるでしょう。
 
 
言い換えれば、記憶が曖昧なのは、進化やイノベーションには欠かせない要素だと言えそうです。
 
 

まとめ

 
 
脳を知ることは本当に面白いです。
 
 
脳を知ることは、人間そのものを深く知ることにつながるからです。
 
 
『進化しすぎた脳』は、世界的脳科学者の池谷裕二さんが、脳に関する講義を高校生に対して行なった内容を収録した本です。
 
 
会話形式で進む講義をリアルに際限していて、読みやすく、どんどん引き込まれてしまいます。
 
 
脳科学の視点から見た、人間の行動や感情、思考の秘密を知ることができます。「そういうことか!」という驚きの連続、名著です。
 
 
 
(あとがき)
 
 
最近、脳科学にハマってきました。
 
 
ビジネスにせよ、子供の教育にせよ、人の脳の仕組みを知ることは大きなヒントになりそうですよ。
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