こんにちは、はりじろー(@kachilogy)です。
喜多川泰さんの「手紙屋」〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜を読みました。
素晴らしい本だったので、学んだことと感想を書きます。
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「手紙屋」〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜を読んだきっかけ
実はこの本はもともと長男・次男向けに買ってあって、うちの本棚にあったんですね。
次男に感想を聞くと、結構前に読んだけど面白かったとのこと。
帯のところには「あなたは、何のために働きますか?」とある。
これがシンプルに今の自分に刺さりましたね。
「あなたは、何のために働きますか?」
ちょうど、自分が希望していない部署異動なんかがあって、モヤモヤしているし、働くってことについて考える機会が多いタイミングでした。
kindle unlimitedの読み放題で出ていたので、通勤や移動の電車内で読もうと思ってすぐに入手。
これは本当に素晴らしい本でした。
主人公が「手紙屋」との手紙のやり取りを通じて人生を変えていくストーリーなのですが、そのストーリー自体に引き込まれつつ、とても学びが多い本でした。
自己啓発的な内容が盛り込まれつつも、単にガンガン「〇〇すべし」と書いてある本ではなく、ストーリー形式というのが素晴らしい。
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「手紙屋」〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜のあらすじ
あらすじはこんな感じです。
就職活動中の大学生、西山諒太は就職活動の真っ最中。
横浜にある書楽という書斎カフェで見つけた「手紙屋」のチラシ。
「手紙屋」は、十通の手紙のやりとりを通じて、人生で実現したいことを実現する手伝いをするという。
一通目は無料。二通目以降は無料ではなくなるが、その報酬は、手紙屋からの手紙の価値に見合うと判断するものを、いつか返せば良いという。
そして十通の手紙のやり取りが始まり、西山諒太の就職活動は当初の方向から変わっていき、やがて人生が変わっていく。
最後に「手紙屋」の正体も明らかになるのですが、ここは本当に感動するシーンなので伏せておきます。
以下、手紙屋の手紙の中に書いてあることからエッセンスを抜き出して、自分の考えも盛り込みつつご紹介します。
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自分が持っている素晴らしいものにたくさん気づき、身につけて、出し惜しみせずに提供すれば、思ってもみない様々なものが手に入る
この世界で、欲しいものを手に入れる方法は実は「物々交換」。
貨幣がたまたま発達しているから、その手段として「お金」が主流になっているだけ。
自分が持っている素晴らしいもの、他の人が交換したがるものにたくさん気づき、一つでも多く身につければ、人生において欲しいものをドンドン手に入れることができる。
見つけて、磨いて、出し惜しみしないで提供すれば、思ってもみない様々なものが手に入る。
特に、出し惜しみしないで提供するということが難しいんですよね。
どうしても、見返りや報酬を考えてしまうんですよね。
相手を信じて、相手にこうなってほしいという「称号」を与える
出会った人全てを味方にする方法は、相手にこうなってほしいという「称号」を与えてしまうこと。
相手を変えることはできない。全ての人にあらゆる性格が備わっている。
相手の持っている性格の中で欲しいものを引き出してあげる。その方法が「称号」を与えること。
偉人たちは、「将来世の中の多くの人のためになる素晴らしい才能を持っている」という称号を与えられて育ってきた。
相手を信じて、称号を与えるだけでも、その人にとってかけがえのない人になれる。それだけで、人生は一転する。
家族や大切な人たちにはこういうことができるけど、仕事ではどうだろう?
正直、嫌な人もたくさんいるじゃないですか。
それはその人の一部分なのであって、そうじゃない部分を信じて、「称号」を与える。
難しい気がするけど、やってみよう。
「天は自ら助くる者を助く」
どんな環境でも人生を自分で切り開いていこうとする人。
他者に守ってもらうのではなく、自分にできる精一杯のことをやろうとする人。
見返りとして何がもらえるかを考えて自分のすべきことを決めるのではなく、報酬に関係なくそのときそのときに自分のベストを尽くして毎日を生きようとする人。
出来ているだろうか?
やっぱり、つい環境のせいにしたり、楽をしようとしてしまうよね。
つまり、信じきれていないってことでしょう。
ダメですね。ベストを尽くしてみよう。
チャンスはピンチであり、ピンチはチャンス
〝ピンチ〟を〝チャンス〟に変えるということが、多くの成功者にとっては不可欠だった。
人生における〝思いどおりにいかないこと〟は避けようとするものではなく、心待ちにして、やってきたら「よし来た!」と、自分の持てるあらゆる知恵と勇気と行動力を振り絞って歓迎するべきイベント、すなわち自分を成長させるイベント。
頭の中にいつも〝天秤〟を用意する。天秤の片方の皿の上には、手に入れたいものを載せる。そして、それと釣り合うものを、釣り合う量だけ、もう片方の皿の上に載せたときに、あなたの欲しいものが手に入る。
成功の人生を送る人にとっては、起こる出来事にラッキーとアンラッキーの区別はない。どんな出来事も自らを成長させる糧に変えて、たとえどれほど不運に見舞われたとしても、その経験がなければ手に入れることができないような成功を実現しようとする。
実際に大変な出来事があると、「なんでこんな目に」「あの時、ああすれば良かった」などと考え、それをチャンスに変えようなんてなかなか考えてこなかった。
起こる出来事を全て成功の糧にしていこう。
どうやって世の中の人たちから必要とされようとしているのか。その考えが合う会社を選ぶべき
法人の人生は、『多くの人から長期間にわたって必要とされ続けること』 そして、もう一つは 『収入内の生活をすること』
人間も『多くの人から必要とされること』が大事。
会社選びで肝心なのは、どんな「人」の一部になりたいか。現時点での企業の規模ではない。
その会社の持つ性格や考え方、そして生き方、さらにどうやって世の中の人たちから必要とされようとしているのか、それらが自分の考える生き方と合う会社を選ぶべき。
すでに会社に勤めて長い人間としては、この辺りがわからなくなりがち。見えなくなりがち。
自分はどうやって世の中に必要とされようとしているのか。
自分の勤める会社は、どうやって世の中に必要とされようとしているのか。
自分の考えと会社の考えは合っているか。
正直言うと、就職活動で(ずっと昔だけど)こんな風に考えた記憶がない・・。
どこからスタートしても自分のめざすゴールにたどり着くことができる
あなたが今まで取り立てて才能を発揮してこなかったのは、あなたという種が平凡であったせいではなく、自分という種を最大限に成長させる育て方をしてこなかったから。
会社選びの方向で悩んでしまうのは、『自分の夢』に向かって自らの進むべき道を決めようとしているのではなく、自らの進んだ先に『自分の夢』を当てはめようとしているから。
どこからスタートしても自分のめざすゴールにたどり着くことができる。
ある仕事が自分に向いているかどうかは、やってみなければわからない。
向いてると思う職業なんて幻想。
向いているかも知れないし、向いていないかも知れない。
大切なのはどの船に乗るかではなく、その船がどういう目的で航海しているか。
今の自分に向いていそうな職種を探すよりも、考えただけでワクワクするような目標を持った会社を探すことに専念した方がいい。
いくつかの職種を経験してみて思ったのは、どれも事前の想像とは違うってこと。
意外と面白い、とか、想像より地味、とか。
そう考えると、本当に職種なんてやってみないとわからない。
だったら、考えただけでワクワクするような目標を持った会社を探す方がいい。
目の前にあるものに全力を注いで生きることは、何よりも大切な成功法則
人間は目の前に壁があると、どうしてもその壁を乗り越えることだけに意識を集中してしまう。実は乗り越えることよりも、どう乗り越えようとしたかの方が遥かに重要なのだが、視野が狭くなり、どんな方法であれ乗り越えさえすればいいというような気になってしまう。
目の前に現れるもの全てに全力でぶつかれ。それら全てが魅力になって、あなたの夢を実現する手助けをしてくれる。
目の前にあるものは、将来絶対に必要だからこそやってきた神様の贈り物だと思って大切にしよう。
目の前に現れる壁は、一見必要なさそうなものに見えても、自分が進もうとする人生にどうしても必要だから現れるもの。
目の前にあるものに全力を注いで生きることは、何よりも大切な成功法則。
その船が何を目的として航海をするか。
それこそが人生の目的であり、それが達成されることが夢の実現。
これから先の人生を何をすることに捧げるか。
何を目的として航海をするか。
僕は人生を楽しみ、周りの人たちを楽しませたい。
目の前に現れる壁でさえ楽しんで乗り越えてみたい。
乗り越えられる壁したあなたの前には現れてこない
ビジネスとは多くの人から必要とされて、たくさんの報酬をもらえる人になること。
乗り越えられる壁しかあなたの前には現れてこない。
壁が高くなればなるほど、あなたを応援する応援団は多くなる。
その時その時は本当に大変だったことも、振り返れば、乗り越えてきた。
だけど、逃げたこともあった。
もちろんそれが正解なこともあったのかも知れないけど、大事な試練だったのにそこから逃げたこともあったのかも知れない。
インプットとアウトプットが大切
誰かの考えが記されているものを読み、それに対する自分の意見を書く、という作業を習慣化すること。
行動を始めること。
学びをもとにアウトプットしていく。
まさにこのブログで実現したいことの一つ。
学んだきりになってしまったことや、読んだきりになってしまった本がある。
これからはきっちりアプトプットしていく。それ自体も行動だし、アプトプットがやがて行動につながるはずだ。
今日、今からやろうと決めて、今これを書いています。
やりたいことに情熱を注ぎ込むこと。そうすれば才能を開花させることができる
夢を叶えることができなかった人たちが、必ず言うことは、
「私には才能がなかった」
夢を叶えることができた人たちが、必ず言うことは、
「どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけ」
失敗する人は才能を頼りに夢を叶えようとする。
成功した人は情熱を頼りに夢を叶えようとする。
自分がどうしてもやりたいことは何か。
必要なのは才能ではない。
やりたいことに情熱を注ぎ込むこと。
そうすることによって才能を開花させることができる。
これ、まさに「SOURCE」の考え方に通じるものがあるんですよね。
心からワクワクすることを全部やっていくことが大事。
海や山などの自然の中で遊ぶこと。
生き物を観察すること。
そんな子供の頃からのワクワク、「やりたいこと」を情熱を持って続ける。
やがて、ワクワクすることが増えていくだろうし、それにも情熱を注いでいく。
まとめ
学びを全部アウトプットしようと思ったらめちゃくちゃ長文になってしまいました。
「手紙屋」〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜、本当に素晴らしい1冊です。
なお、いつまでかは分かりませんが、kindle unlimitedなら無料で読めますよ。
では!