こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!
今回はダブルバインドのかわし方を5つご紹介します!
ぜひ参考にしていただき、ダブルバインドに負けずに対処してください!
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ダブルバインドとは
そもそもダブルバインドとはなんでしょうか?
wikipediaによれば・・・
ダブルバインド(英: Double bind)とは、ある人が、メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況におかれること。この用語はグレゴリー・ベイトソンによる造語である。
1. 2人以上の人間の間で
2. 繰り返し経験され
3. 最初に否定的な命令=メッセージが出され
4. 次にそれとは矛盾する第二の否定的な命令=メタメッセージが、異なる水準で出される
5. そして第三の命令はその矛盾する事態から逃げ出してはならないというものであり
6. ついにこのような矛盾した形世界が成立しているとして全体をみるようになるという状態をいう。
wikipediaより
ちょっと難しいですよね?
簡単に言えば、日本語では二重拘束という意味でして、二つの矛盾するメッセージを発せられ、受け取った人がどうしていいかわからず、混乱してしまう状態のことだと思ってもらえれば良いと思います。
これ、会社員なら結構思い当たるフシがあるかもしれないですね。
以下、よくあるシーンで具体例を挙げてみます。
職場、特に上司部下関係でのダブルバインド
会社員にとってはこれが一番わかりやすい例です。
例えばこんなやり取りを想像してみてください。
- 上司「自分で工夫して積極的にやってくれ」
- 部下「例の件、対応しておきました」
- 上司「勝手にやるとは何事だ!!」
・・・なんか、結構あるあるじゃないですか?
子育てにおけるダブルバインド
次は、親子関係におけるダブルバインドの例を考えてみます。
- 親「怒らないから正直に話してみなさい」
- 子「実は・・こんなことをしちゃって・・・」
- 親「なんでそんなことするの!!」
僕自身、二人の息子を持つ親ですが、絶対にこうした矛盾にならないように気をつけています。
でも、気づかずにこういうやり取りになってしまうこともあるのかも。
恋愛関係でもダブルバインドはあり得る
男女関係でもあり得ますよ。
こんな感じです。
- 女性「怒らないから正直に話して。昨夜は誰といたの?」
- 男性「・・・実は◯◯ちゃんと一緒にいて・・」
- 女性「この浮気者!!」
ま、この場合は怒らないわけがないと気づくべきなのですが(笑)
一応内容としてはダブルバインドの例になるので、挙げておきました。
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ダブルバインドのかわし方を5つご紹介!対処方法はこれだ!
ダブルバインドはこのように様々な人間関係において起こりうるということですね。
とりわけ、やっぱり職場でのダブルバインドというのが、一番悩みとして多いと思います。
ここでは、ダブルバインドのかわし方について5つまとめてみました。
対処方法として、ぜひ参考にしてください!
1、冷静に論点を復唱して、「結局どっちなのか」をはっきりさせる
ダブルバインドの状態になり困ってしまう状況というのは、基本的に、立場や力関係が上下関係であることが多いと思います。そうした関係性では、この対処方法は、少々勇気が必要かもしれません。
まずは、冷静に相手の話を聞きます。
そして、発せられるメッセージの論点をつかんで、復唱することが大事。
ただおうむ返しに同じことを言うというよりは、自分の言葉や自分が理解したイメージを伝えて、確認すると良いと思います。
先程の上司部下のパターンで言えば、
- 上司「自分で工夫して積極的にやってくれ」
- 部下「私なりに考えて、まずは自分で進めて良いということですね?任せていただきありがとうございます」
こんな感じでしょうか。
これは、いわばダブルバインドにならないように、事前に予防しているということになります。
これなら、その後、矛盾したメッセージを受ける可能性はグッと減るはずです。
こうした予防をしているにも関わらず、もしその後ダブルバインド的に、
- 部下「例の件、対応しておきました」
- 上司「勝手にやるとは何事だ!!」
というやり取りになってしまった場合は厄介ですね。
こうなってしまうと、相当厄介な相手である可能性が高いので、とるべき手段はいくつかありますが、一つは、
- 「自分で進めて良いですか、と確認しましたが」
と堂々と主張するということです。
まあ、多少揉めることは覚悟の上ですが、どう考えても理不尽ですよね?
ここで我慢をしていると、自分の方がどんどん精神的に追い詰められる関係性になっていきますし、どっちみちその相手とはいずれ離れた方が良いので、こうして堂々と主張することが良いと思います。
もし、先に挙げたような予防をしてもダブルバインドが続くようなら、そして堂々と主張しても変わらない、もしくは堂々と主張できない事情があれば、この後書いている方法も参考にしてみてください。
2、本質を見極めて対応する
相手の言葉の真意や、会話の本質を探るということです。
なので、ちょっと難しいと感じるかもしれません。
先程の上司部下の会話をもう一度ここでも例として使いましょう。
- 上司「自分で工夫して積極的にやってくれ」
- 部下「例の件、対応しておきました」
- 上司「勝手にやるとは何事だ!!」
この場合、最初の上司の「自分で工夫して積極的にやってくれ」という言葉の裏には、「部下に自由に仕事を進めて欲しいが、こまめに報告して欲しい」という考えがあるかもしれませんし、「やり方は考えて欲しいが、実際にやる前に一言確認をとるべきだ」という思いがあるかもしれません。
いずれにしても、本質を見極めるために、部下側からも提案を持ちかけると良いでしょう。
- 上司「自分で工夫して積極的にやってくれ」
- 部下「進めてから、随時報告するということで良いですか?」
あるいは
- 部下「では、アイデアをまとめてから、実際に着手する前にご報告しますね。」
みたいな感じですね。
3、適当に受け流す
上記二つの対処方法でもなかなかダブルバインドがかわせない場合や状況が改善しない場合は、適当に受け流すという方法もあります。
「うわ、また最初に言ったことと別のこと言ってるわー」と思いつつ、適当に受け流すようにするということです。
あまり深刻に悩んだりすると自分の方が精神的に参ってしまうので、一つの知恵みたいなものですかね。
特に、直属の上司・部下の関係だったり、親子関係や夫婦関係などであれば、大きなトラブルに発展することを避けるために、適当に受け流すというのも、仕方ないことかもしれないです。
ただ、もちろん、限度というものがあります。
あまりに頻繁にダブルバインドの状態になったり、常にこうした状況になるようであれば、もう無理をしないようにすべきかと。次の二つの対処方法が良いでしょう。
4、然るべき相談機関や相談窓口に連絡して相談する
先程書いたように、あまりにダブルバインドの状態が続くようなら、もはやパワハラの被害者とも言えます。はっきり言って正常な人間関係とは言えませんね。
こうした状況に陥っていると、自分ではだんだん「自分が間違っているのではないか」などと思い込んでしまうこともあり、これは非常に怖いことです。
ぜひ、然るべき相談機関や相談窓口に連絡して相談しましょう。
会社にそうした相談窓口があれば相談するのも良いですし、外部の相談機関に相談するのも良いでしょう。
親子関係や夫婦関係でも同じです。公的機関の相談窓口に、相談してみると良いでしょう。
5、関係性を絶つ
ダブルバインドのかわし方として、関係性を絶つ、という最終手段があります。対処方法としては、最後の切り札ですね。
会社で言えば、こうした言うことが矛盾している人は、おそらく他の人からも煙たがられている可能性が高いでしょう。なので、例えばあなたの方から関係性を絶つような動きをしても、他の人はあなたに理解を示すのでは無いでしょうか。
具体的には、部署の異動を申し出るとか、どうしても難しいのであれば転職も視野に入れることもあり得ますね。
親子関係や夫婦関係など、よりプライベートな関係であれば、より慎重に解決すべきなので、先程紹介したように、専門の相談機関や窓口に相談してからが良いとは思います。
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まとめ
今回は、ダブルバインドのかわし方を5つご紹介しました。
矛盾するメッセージに負けずに対処しましょう!
では!!