- 「ITパスポートに合格するためには最短でどれくらいの勉強が必要?」
- 「初心者におすすめの勉強方法、参考書(テキスト)、アプリを知りたい」
こういった疑問や要望に答えます。
【この記事を読むとわかること】
- ITパスポート試験に最短で合格するための勉強時間の目安
- 初心者におすすめの勉強方法と参考書・アプリ
【根拠】
実際に僕も、
- 文系出身、仕事もIT系ではない
- IT系の資格取得はこれが初めて
- 週2、3日の出社時の移動時間のついでに勉強
ですが、今回紹介する勉強方法と参考書・アプリ・サイトで一発合格することができました。
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【前提】ITパスポート試験の概要
「全ての試験対策の鉄則」なのですが、試験方法や出題範囲、合格基準を知ることが重要です。
本題に入る前にITパスポート試験の概要を下記のとおりまとめておきます。
試験方法
- 試験時間:120分
- 出題数:100問
- 形式:4択方式
- 試験方式:CBT方式(試験会場にあるPCで回答)
出題範囲
- ストラテジ系(経営全般):35問程度
- マネジメント系(IT管理):20問程度
- テクノロジ系(IT技術):45問程度
合格基準
- 総合評価点で600点以上/1000点
- かつ、分野別評価点もそれぞれ300点以上であること(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系、のそれぞれで300点以上/1000点)
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ITパスポート試験に最短で合格するための勉強時間の目安
ITパスポート試験に合格するための「一般的な」勉強時間の目安
「最短」の話をする前に、「一般的な」「標準とされる」勉強時間の目安を紹介します。
IT系の知識がない初心者
IT系の知識がない初心者の場合、ITパスポート試験に合格するための勉強時間の目安は180時間と言われています。
これは、1日2時間の勉強を3ヶ月行うペースです。
ベースとなるIT系の知識がある人
ベースとなるIT系の知識がすでにある人の場合、ITパスポート試験に合格するための勉強時間の目安は100〜150時間と言われています。
これは、1日2時間の勉強を1ヶ月半〜2ヶ月行うペースです。
ただし!後で紹介しますが、ITパスポート試験の出題範囲は広く浅いのが特徴でして、IT系が得意な人でも意外と知らない分野もあるかもしれないので注意が必要です。
【力技!】超最短でITパスポート試験に合格するための勉強時間の目安
情報を色々と調べると、効率よく勉強して30時間で合格できた、という事例もあります。
これはかなり力技ですし、かなり緊急で強引に突破した事例だと思います。
本当に時間に余裕が無い場合に、「やるしかない!」モードで突破したケースではないかと思うんですよね。
例えば
- 直近に控えているITパスポート試験に合格したい!
- いつの間にか試験直前になってしまった・・・
という場合なんじゃないかな、と思います。
とはいえ、ひょっとすると試してみたら自分もそれくらいの勉強で合格していたかもしれず、この30時間を否定するつもりはありません。
【現実的】最短でITパスポート試験に合格するための勉強時間の目安
自分の実績をもとに計算すると、最短で80時間くらいの勉強で合格することが可能と考えます。
根拠は僕の勉強時間でして、以下のとおり。
- 着手はだいたい試験の3ヶ月前から
- 基本的には週に2、3回の通勤もしくは外出時の移動中
- 通勤・移動のうち電車でじっくり取り組めるのが往復で1.5時間〜2.5時間
- 概算すると、月に24時間。3ヶ月で72時間。
- 直前は家でも学習した
ちなみに僕は冒頭でも書いたように文系出身で仕事もIT系ではありません。
同じような属性の方にも上記での合格は可能かと思います。
「もっと短くしたい!」という方はそうすれば良いと思うのですが、その場合には、
- 学習範囲の絞り込みや、「どこが出るか」を徹底的に考える!
- 過去問しかやらない!
- 超集中して学習する!
などの工夫が必要で、それはそれで逆に辛くなりそうです。
なので、なるべく効率的に、省力で、安全に合格を目指すラインとしては、80時間は結構良いラインじゃないかなと思います。
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【独学】【初心者向け】おすすめの勉強方法
ここからは、「独学で」「初心者が」ITパスポート試験に「最短で」合格するためのおすすめの勉強方法を書きます。
1、作戦を立てる
学校での定期試験、入試、資格取得の試験、そのどれでも一番重要なのが作戦立てだと思います。
僕の経験上もそうですが、きっとこれを否定する人はいないと思います。
作戦というのはシンプルで、
- ゴール設定
- リソースの確認
- 勉強スケジュール作成
です。
作戦① ゴール設定
ITパスポート試験であれば、ゴールは「ITパスポート試験に合格する」です。
当たり前ですね。
さらに、そのためには、
- 総合評価点で600点以上/1000点
- 分野別評価点でストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系、のそれぞれで300点以上/1000点
をクリアする必要があります。
ということは、だいたいどの分野でも7割くらい正答できれば合格できそう、というのが具体的なゴールになってきます。(もちろん、出題範囲をきちんとおさえることが重要)
作戦② リソースの確認
基本的には「時間」ということです。
試験までの日数と、その期間内の自分のスケジュールを考えて、どのくらい勉強時間を確保できそうかを確認します。
作戦③ 勉強スケジュール作成
上記を踏まえて、ざっくりスケジュールを作成します。
ざっくりスケジュールというのは、
- 参考書の通読
- 過去問を解く
- 間違った問題の復習
を、どの期間でやるかを大まかに決めるということです。
なお、おすすめのスケジュール配分は、
- 参考書の通読:25%
- 過去問を解く:50%
- 間違った問題の復習:25%
です。
以降、それぞれについて書きます。
2、これぞ!という参考書を1冊だけ手に入れ、ざっと通読する
自分が「これぞ!」と思う参考書を1冊に絞って入手するのがポイントです。
これは、受験を経験したり資格を取得したりしていれば、納得いただけますよね?
(ちなみに僕は、『いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集』を使いました。その他の参考書も含めて後ほどまとめて紹介します)
そして、まずはざっと通読します。
ここでのポイントは、時間をかけずに素早くどんどん読み進めることです。
理由は下記のとおり。
- ITパスポート試験はとにかく範囲が広い
- たとえ熟読しても大して憶えられない(早くアウトプットすべき)
よって、サクサク読み進めてアウトプット(=過去問)の時間をなるべく確保しましょう。
なお、読み進める中で、練習問題などが間にあれば、それはやっておきましょう。
細かいインプットとアプトプットをしておくのは有効です。
3、過去問をたくさん解く
どんな試験にも言えることですが、過去問をたくさん解くことが重要ですね。
理由は下記のとおり。
- アウトプットによって記憶に定着するから
- 問題に慣れることが大事だから
- 出題傾向がわかるから
なので、最短で合格を目指すにしても、過去問はきっちりやりましょう。
過去問はどこにあるの?という話ですが、
- 参考書に掲載されている(ことが多い)
- アプリ
- 過去問サイト
にあります。
後ほど紹介します。
過去問を解くときのポイントは、間違った問題をマーキングしておくことです。(同時に、解説を読み込みましょう!)
理由は、次のステップで使うからです。
4、間違った問題だけを繰り返し解く
間違った問題だけを繰り返し解きましょう。
理由は、
- それが苦手分野である
- 引っ掛かりやすい問題
- インプットであまり頭に入らなかった
そういう問題だからですね。
なので、こうした問題だけをもう一度解いていきます。
面白いことに、間違った問題をしばらくしてもう一度解くと、やっぱり何割か間違えます(笑)
そこでもまたマーキングしておき、再度解いていき、間違った問題を減らしていきます。
(おまけ)試験では時間配分が鍵
上記までが、初心者が独学で最短でITパスポート試験に合格するための勉強法になります。
おまけとして、これすごく大事なのでお伝えします。
試験では、時間配分が鍵です!
なぜなら、試験は120分で問題数は100問あるからです。
つまり、1問あたり1分ちょっとしかありません。
サクッと回答できるものもあれば、時間がかかるものもあります。
- ちょっと考えて迷うものは後回し!
- 時間がかかりそうな問題は後回し!
時間配分を常に心がけましょう。
【独学】【初心者向け】おすすめの勉強方法のまとめ
初心者が独学でITパスポート試験に最短で合格する勉強方法をまとめると、
- 作戦を立てる(ゴール設定、リソースの確認、勉強スケジュール作成)
- 参考書の通読:25%
- 過去問を解く:50%
- 間違った問題の復習:25%
となります。
効率的にいきましょう。
上記を実現する参考書とアプリ、過去問サイトを以下で紹介します。
【独学】【初心者向け】おすすめの参考書、過去問サイト
初心者が独学でITパスポート試験に最短で合格するために、おすすめの参考書、過去問サイトを紹介します。
- 僕が実際に使ったもの
- レビューで高評価のもの
- 売れているもの
こういったものとなっていますのでご安心ください。
参考書代で2000円もかからない程度です。
サクッと購入して、スタートを切ってしまいましょう。
おすすめの参考書
「いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る順問題集」はおそらく圧倒的に利用者数が多い1冊。特に理由が無ければこちらを買えば間違いないです。
(僕の時は令和5年度版でしたが)僕もこちらを購入して合格しました。
なお、無料アプリで問題集もありますので、そちらもあわせて使うと良いです。過去問にたくさんチャレンジできます。
続いてのこちら「ITパソポート超効率の教科書+よく出る問題集」も、Amazonではベストセラー。
セクションごとにQRコードがついていて、スマホで解説動画が見れます。解説動画でざっと概要を掴んでからテキストを読む、という学習ができるので、頭に入りやすいですね。
こちら「かんたん合格 ITパスポート教科書&必須問題」も人気の一冊。論点を絞り込んでいて、高得点を目指すというより、合格するために必要な知識の習得を目的としています。
おすすめのアプリ
おすすめのアプリは、下記のとおり。
- ITパスポート絶対合格の問題集(先ほども紹介した「いちばんやさしいITパスポート」と同じシリーズの問題集)
- ITパスポート全問解説
- 全問解説付 ITパスポート一問一答問題集
※アプリについてはリンクを貼れずにすみません・・。
おすすめの過去問サイト
過去問については、「過去問道場」が有名です。
僕もアプリと共にこちらも利用しました。
おすすめのオンライン講座
今回は独学についてだが、オンラインで学べる講座についても触れておきますね。
なぜなら、ITパスポート試験講座なら、オンライン講座もそれほど高くないからです。
例えばスマホで学べるスタディングのIT パスポート講座なら7920円です。(2024年2月15日現在)
少しだけ多めにお金を出して、講座に「丸投げ」するのも選択肢の一つですね。
まとめ
今回は、
- ITパスポート試験に最短で合格するための勉強時間の目安
- 初心者におすすめの勉強方法と参考書・アプリ
を紹介しました。
無理なく、効率的な方法で、最短で合格できることを祈ってます!
では!
「できるだけ楽に、少ない勉強で合格したい」
そんなあなたの希望を叶えます!