こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!
今回は、
週休3日制っていつから本格的に導入されるんだろう?
ということについて書きます。
国の発表内容や予算の話、歴史を紐解いてわかることなどをまとめつつ、書いてみたいと思います。
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週休3日制はいつから?国が発表しているスケジュール感は?
以前から週休3日制に関しては話題になることが度々ありましたが、2021年4月5日にもこんなニュースがありました。ザクッと書くとこんな感じです。
加藤官房長官は、自民党内で検討されている「選択的週休3日制」について、4月中に党の議論がまとまれば、政府として対応を検討する考えを示した。
(fnnプライムオンラインより)
希望する人が週休3日で働くことができる「選択的週休3日制」に関して、自民党の一億総活躍推進本部では議論を以前から進めていますが、この4月5日のニュースではその議論の見通しについて加藤官房長官が会見で話した内容が掲載されていました。
加藤官房長官「育児・介護・闘病など、生活と仕事の両立を図る観点からも、多様な働き方を推進することが重要であり、その1つとして、週休3日制も考えると認識している」「4月中をめどに、中間提言が取りまとめられる。それをふまえて、政府としてどういうことができるのか考えたい」
(fnnプライムオンラインより)
4月中を目処に自民党の議論がまとまり、中間提言が取りまとめられるので、それを踏まえて政府として対応を検討するということです。
この情報だけだと、結局いつから週休3日制が本格的に導入されるのかわかりませんね。明確なスケジュール感が示されていません。
ですので、この後、様々な情報をもとに週休3日制がいつから本格的に導入されるのかを書いていきます。
ちなみに、国が選択的週休3日制について検討していると言っても、ご存知のようにすでに週休3日制を導入している企業はあります。時短勤務などもそうですが、柔軟な働き方を実現している企業の中には、すでに週休3日制も選択制などで取り入れていますね。
なので、国がこれからやろうとしていることは、そのさらなる拡充への後押しということかと思います。
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週休3日制はいつから?判明している情報をもとにさらに考察してみる
先ほど書いたように加藤官房長官の会見では明確なスケジュール感が示されませんでしたが、別のNHKのニュースサイトではこのような記述がありました。
政府はことしの「骨太の方針」に反映させることも含め、調整することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210405/k10012956211000.html
「骨太の方針に反映させる」と言い切ってはいませんが、骨太の方針に反映させることも含め、調整することにしている、とのことです。
これは何を意味するのでしょうか?
簡単に言うと「早ければ2022年度予算に組み込まれる可能性がある」ということです。
骨太の方針というのは、毎年6月ごろに策定されるもので、翌年度予算編成の方向性を示す方針のことです。つまり、週休3日制についてのなんらかの施策が2021年6月ごろの「骨太の方針」に盛り込まれれば、2022年予算にその施策が盛り込まれる可能性がある、という意味です。
とはいえ、2022年度中に多数の企業が週休3日制を導入するようにすぐに国が動き出す、という風に迅速には進まない気もします。
2022年度予算に組み込まれますが、具体的な施策を実行するというより、まずは実行策を検討をするための部署を作ったりなど、いわば組織づくりをまずはする感じでは無いかと僕は思います。
経団連などと意見交換をしたりとか、そういった感じでしょうか。併せて、週休3日制を導入した企業に対する支援策の拡充などが実施されるのではないかと思います。
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週休3日制はいつから?歴史から紐解いてみる
ではそうした国の後押しが実施されていくとして、実際に日本全体に浸透するのはいつごろになりそうなのか?
参考として、現在主流となっている週休2日制の導入の時はどうだったのか、どれくらい浸透に時間がかかったのか、歴史を振り返ってみます。
これが、週休3日制はいつから?ということに対する適切な答えになるかというと、そのまま当てはまることは無いとは思いますが、参考程度に。
週休2日制を世界で一番最初に取り入れたのはアメリカの自動車メーカー、フォードだと言われています。これは1926年のことのようです。その後、アメリカでは他の会社もこれに続いて週休2日制が浸透したと言われています。
では、日本ではいつからだったのでしょう?
日本では松下電器産業(今のパナソニックですね)が一番最初だと言われています。1965年のことのようです。問題はその後です。最終的に日本全体に広がるまではここから30年近くもかかっているそうです。
あくまで歴史を振り返る限り、週休2日制が日本全国に広がるまで30年かかったというわけです。
だからといって、週休3日制が日本全国に広がるまで30年かかるというわけではさすがに無いと思います。ですが、すでに浸透している慣習やルールを変えるのには、かなり時間がかかるということは言えそうです。
一方、介護や育児の問題を改善し、多様な働き方を早く進めていかないといけないですよね。
日本の現状を見ると、あまり悠長にしてられない気もします。コロナの影響もありますし。
「週休3日制はいつから?国の発表内容と歴史から時期がわかる!?」のまとめ
今回は、週休3日制はいつから本格的に導入されるのかということについて、国の発表内容と歴史からわかることを書いてみました。
(中にはあくまで想像や予想の部分もありますのでご注意ください)
まとめると下記のとおりです。
- 選択的週休3日制について、4月中には自民党内の議論がまとまる見通し
- その後政府として対応を検討し、6月ごろまとめる「骨太の方針」に盛り込まれる可能性がある
- そうなれば2022年の予算になんらかの施策が盛り込まれる可能性がある
- すでに週休3日制を導入している企業はあり、国としてはその後押しや拡充策を打ち出すと思われる
- 過去の歴史を紐解くと、日本企業全体にまで広がるのには相当時間がかかりそう
週休3日制については、ワーカー側のニーズ、企業側のニーズ、国としてのニーズ、がそれぞれ一致する部分もあれば、食い違う部分もありそうです。
メリットやデメリットは?
給料はどうなるのか?
雇用はどうなるのか?
課題は?
僕らのライフスタイルはどうなる?
など、色々と気になることは多いですね。
この辺りはまた追って、記事としてまとめてみたいと思います。